『姿勢と歩行 ~協調からひも解く~』
【講師】
樋口貴広先生
(首都大学東京教授 人間健康科学研究科
ヘルスプロモーションサイエンス学域)
【日時】
2018年3月18日(日) 10:00~16:00
【会場】
広島県健康福祉センター 総合研修室(2階)
http://hiroshimahm.sakura.ne.jp/main/
【受講費】
通常:9,500円
早割:8,500円(2月18日までのお申し込みで)
【定員】
40名(先着順)
【持ち物】
筆記用具
ABSTRACT
本講演では、立位姿勢と歩行の制御、および学習について、「中枢・身体・環境の協調」という観点から解説する。
立位姿勢の維持であれ歩行であれ、それ自体は中枢神経系の司令に基づく筋骨格系の振る舞いである。
しかし、だからといって筋骨格系が中枢神経系に隷属的に支配されているという関係にはない。
例えば歩行では、振り出した下肢が環境に作用することで、様々な感覚情報が生起する。
中枢神経系は、この感覚情報を受容することで状況を把握し、事後の司令内容を常に微調整する。
このように見れば、むしろ筋骨格系と環境の相互作用が中枢神経系の司令を形作るといっても、過言でない側面がある。
本講演では、立位姿勢や歩行について中枢・身体・環境の協調という観点から考えることの意義を、様々な観点から紹介していきたい。